どぶ川の親水公園化
葛飾区、江戸川区には最近まで農業用水の名残のドブ川が多数残っていて、数多くの橋が存在しましたが、
下水道の普及によってその使命は終わりを告げました。
江戸川区では昭和47年に「浄化用水導入方法」という潮位差と水門を利用して水路を浄化させることを前堰川で成功させました。
この成功から、古川親水公園が誕生し、今ではかなりの距離が親水公園化されました。
九州の柳川では浄化された水路が観光資源にまでなっています。
よく知人達からは江戸川区の親水公園に比べて西井堀の親水公園はセンスが悪いといわれるが、
少し上流側の歩道にはかつての橋の銘板が埋められていて、気付かないとこにセンスがあるようです。
来年、葛飾区では曳舟川跡に「たんぼ」を造ります、今までの公園的造りから用水路機能の再現が見られ楽しみです。
橋の保存
葛飾区の埼玉県との国境近くの「大場川閘門橋」は、道路を隣の新しい橋に迂回させて保存されています。
実はこの道路、埼玉県側に進むと小さなレンガアーチ橋をさらに2つ連続で渡ります。
明治42年架橋のこの橋は都内唯一のレンガアーチ橋だそうです。
(H10.04/11撮影P:yuuki)
橋の掛け替え
- 中川の道路橋の架け替えは高砂橋も本奥戸橋も平和橋も隣に仮の橋を架けてから元の位置に新しい橋を架けました。
仮橋で取り付け道路が曲がった用地は橋の横に公園や広くなった場所で痕跡があります。
- 荒川の道路橋の架け替えは少し離れた場所に橋を新しく架けて、取り付け道路も変わっています。
木橋時代の取り付け道路は土手の途中の高さにぶつかる道路がそうです。
堀切橋(堀切小橋の下流)、旧四つ木橋(京成と木根川橋の間)、船堀橋(現船堀橋の下流)、旧葛西橋(清洲橋通り)。
- 蔵前橋通りの大横川親水河川公園に架かる橋は架け替えの際、昔の図面を元に外観を復元してかけ直しました。